先日、大親寺にて永代経法要ならびに落語会をお勤めさせていただきました。本堂は多くのお参りで賑わい、お念仏と笑いがとなりあう、ありがたい一日となりました。
ご出演は、天満亭歯光さん、そして露の五九洛さんのお二方。
まずは歯光さんに会場をあたためていただき、続いて五九洛さんの高座へ。

五九洛さんはなんと、宗教をテーマにした落語をかけてくださいました。落語と聞くと「笑い」のイメージが先に立ちますが、そこに信仰や仏さまのお話が織り込まれると、笑いがそのままお聴聞の入り口になっていく――そんな高座でございました。お寺の本堂で、永代経のご法要に続いて宗教を題材にした落語をうかがえるというのは、なかなかにかけがえのないご縁です。
実は五九洛さんは、この日の翌週に襲名披露を控えてのご出演でした。これまでの「露の団姫」あらため「露の五九洛」。お師匠さまが三代目・露の五郎を襲名されるのにあわせてのご改名で、新しい御名には、
- 師匠の一字である「五」
- 最大の陽数「九」
- 露の一門ゆかりの京都を表す「洛」
という意味が込められているとのこと。天台宗・道心寺のご住職でもあられる五九洛さんが、お忙しい大切な時期に大親寺へお運びくださったこと、あらためて御礼申し上げます。
永代経は、ご先祖さまや亡き方々を偲びつつ、私たち自身もまた阿弥陀さまのお慈悲のなかに今いのちをいただいている――そのことを確かめさせていただく大切なご法要です。手を合わせ、共に笑い、共にお念仏申すご縁をいただきましたこと、心よりありがたく存じます。
ご来寺くださった皆さま、そして演者のお二方に、深く御礼申し上げます。
合掌
